サンタラリー始動で注目される今買うべき 仮想通貨おすすめ
金は週明けに史上最高値を更新し、暗号資産市場でも価格上昇が進む中、いわゆる「サンタラリー」が始動したとみられている。
ビットコイン（BTC）は9万ドル（約1350万円）を突破し、イーサリアム（ETH）も3000ドル（約45万円）台を回復した。
複数の主要銘柄では大きな上昇局面が視野に入りつつあり、機関投資家や大口投資家の資金が「今買うべき暗号資産」として流入している。
この上昇局面の土台は以前から形成されてきた。米連邦準備制度理事会（FRB）による利下げと実質的な量的緩和への転換、財務運用企業による継続的な需要、さらにクジラやシャークと呼ばれる大口投資家の積極的な買いが、供給逼迫を招く環境を整えている。こうした潜在的な買い圧力は大型銘柄の価格チャートにも表れており、複数の時間軸で強気のダイバージェンスが確認されている。
今買うべき暗号資産
ビットコイン（BTC）
ビットコイン価格は9万ドル水準を明確に上抜け、強い相場環境を示している。特に注目されるのは、週足ベースでストキャスティクスRSIが強気のクロスを形成した点だ。
ストキャスティクスRSIとは、RSI（相対力指数）の過熱感や売られ過ぎを測定するモメンタム指標で、通常のRSIよりも短期的なトレンド転換を捉えやすいとされる。
この指標で％K線が％D線を下落局面から上抜けると、上昇モメンタムの発生を示唆することが多い。
さらに、ビットコインは3日足でも強気のダイバージェンスを形成している。4月に同様のパターンが出現した際には、局所的な底値を付けた後、新たな上昇トレンドに入った経緯がある。
When the weekly Stochastic RSI crosses bullish without price having moved hard already – it's time to pay attention.
Usually means the bottom is in for $BTC.
Pair that with a 3-day bullish divergence, and things are starting to look good. pic.twitter.com/oGFy7xoBmk
— Jelle (@CryptoJelleNL) December 22, 2025
加えて、4時間足では200期間単純移動平均線を回復しており、今後の押し目確認に成功すれば、様子見姿勢だった投資家にとっても強い買いシグナルとなりそうだ。
イーサリアム（ETH）
イーサリアム価格は過去24時間で約2・5％上昇し、3000ドル台を回復した。
時価総額二位の暗号資産である同通貨は、供給ショックが目前に迫っている可能性が指摘されている。
オンチェーン分析企業CryptoQuantのデータによると、中央集権型取引所に保管されているイーサリアム残高は2016年以来の最低水準にまで低下した。
この動きは偶然ではなく、トム・リー氏が関与するBitMineなどの財務運用企業がETHを積極的に蓄積している。
一方、市場分析プラットフォームSantimentは、個人投資家が不安から売却する中、クジラやシャークが着実に買い集めていると指摘する。
需要がさらに拡大すれば、供給減少と相まってイーサリアム価格が急騰する展開も想定される。
著名アナリストのキャプテン・ファイビック氏は、同通貨が数か月続いた下落トレンドを上抜ける局面にあり、2026年1月には4220ドル（約63万円）に到達する可能性があると分析している。
Bitcoin Hyper（HYPER）
今買うべき暗号資産の最後に挙げられるのが、Bitcoin Hyper（HYPER）だ。
大口投資家の関心は大型銘柄だけに向けられているわけではなく、強気相場では新興かつ小型の暗号資産が高いリターンを生む傾向がある。
Bitcoin Hyperは、ビットコイン上に構築される新しいレイヤー2スケーリングソリューションであり、高速処理、拡張性、プログラム性を備えることで、DeFi（分散型金融）や決済プロトコル、さらにはミームコインの基盤となることを目指している。
レイヤー2銘柄は基盤となるレイヤー1の成長に連動しやすく、ArbitrumやOptimismがイーサリアムの拡大とともに数十億ドル規模へ成長した例がある。
ビットコイン系レイヤー2であるStacksも、時価総額50億ドル（約7500億円）に到達した実績があり、多くのHYPER投資家はこれを一つの目標水準として意識している。
Bitcoin HyperはすでにICO（新規仮想通貨公開）で約3000万ドル（約45億円）を調達しており、複数のクジラが来年の正式ローンチ前に10万ドル超を投資したとされる。
初期段階からの需要の強さや高い上昇余地、堅実な基礎設計が評価され、次の100倍銘柄として注目するアナリストも少なくない。BitcoinHyper購入方法としては、公式サイトでウォレットを接続し、対応する暗号資産でHYPERを購入した上で、購入手続きを確定する流れになる。
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クラシミル・ルセフ氏は、暗号資産や金融市場を長年取材してきた経験豊富なジャーナリストです。彼はデジタル資産に関する分析、ニュース、予測を専門としており、読者に最新の市場動向について深く信頼できる情報を提供しています。彼の専門知識とプロフェッショナリズムは、投資家やトレーダー、そして暗号資産の動きを追うすべての人々にとって貴重な情報源となっています。
